今日の次の明日

ムスメに付き合って、 進路の説明会。
子を持つハハとしては、子どもは未来だから、彼女の思い描く未来に到達できるようにサポートしてやりたいし、そうなるといいよね。と思う。
でも、気持ちは変わるし、今なりたいものが、明日変わってもそれはそれだし、もちろんずっと変わらなくてもいいし、なんというか、自分の未来だから、話は(いくらでも.たぶん)聞くけど、自分で決めてね。と、わたしは思っている。


しかし、ムスメが高校に入って、新たな課題とか問題とか降ってくる。
その昔、わたしが2歳の娘を前にいっぱいいっぱいになっていた時、先輩のママに「アヤさん、2歳であなた悩んでるけど、いくつになっても、悩みは無くならないから!」と一蹴されたことを思い出す。

今日の説明会を、聞きに行ってもそうだった。

もう、歳も歳なので、10代の輝く未来の話をされても、そこまでキラキラはしないし、「そーだったらいいねぇ。あとはそこに見合う自分をオーガナイズしていくんだねー。がんばってねー」と、思うのみ。ホントに。
これ、実現するのにいくらかかるんだ?そのためにどんだけ働くんだ?とかも思ったけど、それはまた別の話。

もちろん、未来と今は繋がっていて、今がんばっていくことは貯金とか、自分の糧になって、この先につながっていくのだと思う。

だけどね。

今があってこその未来でもあるわけで、今、この時点でのやりたいことやボヤーットすること、オシャレや恋や部活にうつつを抜かすこと、今の願望やら欲望やらを満たさずにいて、前へ前へばかりでいいのかな?とも思ってしまった。
ムスメのクラスは進学クラスでまだ、入学して2ヶ月だというのに面談やら進路相談やら始まっている。目標を設定して、走らされる、サラリーマンのようだ。
あまりにも中学時代ののんびりした設定とちがうので「休めば?」と声をかけても、「休むと後が大変なんだよ…だから行くわ…」と、小さなサラリーマン養成所。
息をつく間もない。
もうちょっと、高校生らしい(ってなんだ?とかもあるけど)部活や恋やそもそもの新しい生活に目を奪われる時間があってもいいんじゃないかな?と思ってしまう。

たしかに、先の事を考えるのはとても大切だと思うけれど、今日の続きに明日があるから、その今日をないがしろにするっていうのもどうかなー(そこまでは誰も言ってないけど笑)と、悶々としてしまった。

とはいえ、わたしが15からやり直すわけではないので、ムスメに委ねて、口出しながら見つめます。
ちょっとだけ羨ましいのと、ちょっとだけ自分のことじゃなくてよかったと、その両方を思いながら。


おひさまクッキング

身近な素材で”ふだん着のお料理”をつくります。 語って笑って手を動かして、たっぷりお持ち帰り。 私も家族もうれしい三方良しのクッキングです。

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