みそづくりはシアワセ

原っぱ大学の平日のリトルコースでは参加者のみんなで味噌を作ります。
そのみそは各家庭に持ち帰られ、発酵し、夏以降位をめどに食べてもらうのですが、来年度以降の原っぱの各コースでも使用しています。原っぱの一年で使う味噌をみんなで仕込んでいるんですね。
前回、豆をゆでるまでを書きましたが、続きです。

今回は豆15キロ、麹15キロ、塩10キロを加工します。ちょっと塩分濃度が高い気もしますが、湘南地区、湿気からくるカビに対抗するために、すこーし塩分濃度高めです。


眠っている麹をすりすりして起こして、塩と混ぜます。

そして、大豆をつぶして、

みんなの手で混ぜ合わせていきます。

この時、それぞれの手にある常在菌が良い感じに作用しておいしいみそになるんだとか…そして、それは年齢とともに増すんだとか…なんにしても歳を重ねるのもわるくないねぇ( ´艸`)

大豆をビニール袋に入れて踏んでつぶしたり、つぶした大豆を麹と塩が合わさったものと混ぜ合わせたり、みんなの手や体を作って味噌を作っていきます。


みそづくりをやったことがある人もそうじゃない人も、オトナも子どもも一緒になって手を動かす(あ、もちろんやりたくない人はやらなくていいのです…)その顔が笑にあふれていて、みんなの表情がめちゃくちゃよくて、ワタシは一人「こうやって笑顔にあふれ て作られる味噌がおいしくないわけないなー」と思ってみんなの姿を眺めながらそんなことを考えているのです。

そしてね、「太古の昔から女の人はこうやって共同作業をしながら、いろんな情報交換をしていたんだろうな。そして、その情報は豆に伝えられ、貯蔵され、発酵して、それぞれの家庭で隅々まで伝わっていくんだろうなぁ」となんだかはるかかなたまで思いを飛ばしてしまいました。


大げさ?でも、ほんとに力があるような気がしてたまらないのです。
みんなで作業をすること、そこに笑いやみんなの思いが入っていること。
そんなことを感じながら今年もみんなで作る原っぱのみそづくりは完了。





あと、原っぱ用に5キロほど追加でつくり、それから自宅用と…ともう少しわたしの味噌作りは続きそうです。


おひさまクッキング

身近な素材で”ふだん着のお料理”をつくります。 語って笑って手を動かして、たっぷりお持ち帰り。 私も家族もうれしい三方良しのクッキングです。

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