フラメンコ
友人が出演すると聞きつけ、海の家で「フラメンコ」
ギター、手拍子、足を鳴らす音、歌声、終わった後の静寂、そして波の音。
こんな時間があるんだよ。の時間。空間。
空調のない、海の家での音、風や湿気や熱気がこの空間を作ると思うと、すべてがライブなのよね。
なんとなく見たことはあったのだけど、本格的なものは初めて。
すごかった。
日本人の奥ゆかしさ、と言うか察するという文化とは真逆の「ワタシを見ろ!」とでも言わんばかりの情熱、熱情。
あふれだす感情。
ワタシは日ごろ感情をむき出しにしているわけではないので(自分ではね、そう思っているのですけどね笑)感情を情熱に変えて踊りとして表現するということに目が奪われて仕方がなかった。
フラメンコギターの音色と手拍子とただそれだけなのにひきつけられて仕方がない。
目が離せない。
こんな激しい人がいるとしんどいだろうなーと思うような踊りや穏やかでのどかな村祭りのような踊り、どちらも素晴らしかった。
そして、ギターがまたすごいんだよな。フラメンコも見たいし、あのギターをかき鳴らす指使いを瞬きもせず見ていたくなる。あーワタシが何人もいたらいいのに、せめて目がもっとあれば!
感情をあらわにすることをあまり良しと思わず、周りを察してしまうことの多い私の日常なのだけれど、何か違う風が入ってきたような、そんな時間だった。
これはテレビやスマホの画面ではなく実際に自分の目で見なくてはいけないなと思った。
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